マダニ刺症について

マダニは山間部の森林に生息し、野生動物から吸血して成長します。近年はイノシシやシカなど野生動物が増加して人里にも出没しているのでマダニの生息域も拡大しており、山の中だけではなく、人家の庭や公園などでも人間がマダニに刺されることがあります。当院でも春から夏にかけて毎年5~10人のマダニ刺症の患者さんが受診されます。

パッチテストのすすめ

手やからだに痒い皮疹が出て、皮膚科でお薬をもらって塗っているけれどなかなか良くならないという患者さんが時々いらっしゃいます。これはアレルギー性のかぶれのことが多く、その場合にはパッチテストを行って原因を明らかにする必要があります。

水いぼとプール

「水いぼ(伝染性軟属腫)」はウイルスによる感染症で、小学校低学年までにほとんどの子供がかかります。水いぼには軟属腫ウイルスが大量に含まれているのでこれを掻き壊すと周囲の皮膚にウイルスが感染して広がります。また、肌と肌の接触やタオルの共用などで他の子供にうつることもあります。