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足の裏に次いで悪性黒色腫(メラノーマ)ができやすいのは爪です。特に手の親指、人差し指と足の親指が好発部位です。爪のメラノーマは殆どの場合、爪甲を縦断する黒い線として始まり、徐々にその幅が広くなっていきます(左の写真)。この時点で手術を受ければ100%治癒しますが、これを放置して爪の下に腫瘍ができてくると転移する恐れがあります(中央の写真)。

一方、爪の黒い線は子供さんには時々みられるものです(右の写真)。これは爪の根元にできるほくろによるもので、この場合は放置しても差し支えなく、成人に近づくと自然に消える場合もあります。

爪の黒い線がメラノーマのはじまりか、良性のほくろによるものかの判断は難しい場合がありますが、大人の人で、中年以降に爪に黒い線が出てきた人は必ず皮膚科を受診して下さい。

爪のメラノーマ

進行した爪のメラノーマ

小児の良性色素線条